2013年2月18日 第32回「KKFCやってみよう会」 会合報告

坂野寛さん・わがビジョンを語る 2013年2月18日

「目が見えなくなって初めて商売の本質が見えた!」

 

今年1月6日にNHKの人気番組「ルソンの壺」で、そのビジネスと人物が放映されて一躍有名になった「つえ屋」の社長・坂野寛さん(53)。2月の「わがビジョンを語る」は、後発の視力障害に見舞われたことで、本当に大切な商売の本質に気付き、ピンチをチャンスに変えた起業家、坂野さんの登場です。

「生まれも育ちも京都です。ふつうの人生を送っていたのは小学校の頃まで。中学以後は人とは違う人生を歩んできました」。

初っ端からそんなカミングアウトで始まった坂野さんのヒストーリー。ちなみに思春期は、暴走族の仲間入りや少年鑑別所のお世話になったことも。いつもにこにこ笑顔で物静かな今の坂野さんの姿からは、想像できないようなトンガリぶりだったようです。

なんとか入った伏見工業高校も、ラーメン屋でのアルバイトと二足のわらじをはくうちに自己責任で中退。一方「これではアカン」と前向きスイッチが入るのも早く、ケタ外れの行動力も手伝って仕事の傍ら海外に飛び出すなど、早くから起業家の片鱗をのぞかせていました。

その後、介護関連の事業を経て、平成18年「つえ」だけに特化した販売を開始。

「きっかけは、拡大する高齢者マーケットにファッション雑貨の一つとして参入しよう、という程度の気持ちでした」。

移動販売車を取り入れた目新しいアイデアは注目を集めましたが、当初は月商50万円で家賃も払えない状態も続きました。

 3年目そんな坂野さんに大きな転機が訪れます。視力が衰えていく病気に襲われたのです。

書類や新聞が読めなくなり、これまでできていたことができないあせりと不安、孤独感にさいなまれる毎日。そんな中で、訪れた視覚障害者の支援施設「ライトハウス」で一人の女性との出会いが、坂野さんの運命を変えました。

「誰にも言えないつらい気持ちを打ち明けるとラクになってきたんです。そしたら、力が湧いてきて頑張れると。前が見えた、と思いました」。

この日を機に、ひたすらお客様の声に耳を傾けて接客法を変え、商品を変え、ハンディキャップを持ったお客様との気持ちに寄り添う商売へと転換しました。

「目が見えなくなって、はじめて商売の本質が見えたんですね」。

お客様はどんどん増え、マスコミ取材も舞い込むようになりました。

現在年商は2億円に達し、店は全国に7店舗。今年度はあべのハルカスなど新たに3店舗を出店する予定。

全店舗にある約8万本の商品の大半は世界40カ国のメーカーから取り寄せたものや新たに開発したもの。平均単価は1~2万円で、すべてプロパー販売しています。

進行する病と闘いながらも木村経営塾でBS経営を学んだ坂野さんは、「10年後売上20億円・経常利益15%・純資産10億円」という大きなビジョンを掲げています。

しかも、夢はそれだけでは終わりません。

「目標を達成したら会社を売却し、つくった10億円をライトハウスに寄付します。そして、木村会長と同じく私も起業家を育てる活動をするつもりです」。

力強く話す坂野さん。その表情は眩しいほど晴れやかで自信に満ちています。

木村会長は「逆境には天から与えられた逆境と、自ら創り出す逆境があるが、坂野さんは視力障害という天から与えられた厳しい逆境を乗り越えられたのだからすごい。しかも、行動力や発想力があって勉強家。『つえ』というマーケットを創造された起業家ですよ。自分で決めた売値をキープできるのも、誰もやっていないビジネスだから。純利益10億円ビジョンは必ず実現しますよ」とエールを送りました。

 

☆いただいたアンケートより抜粋

・「逆境に勝る師なし」を実践され、波乱万丈の人生を征服された坂野さんに感動! ライトハウスへ10億円寄付の実現に期待しています。

・逆境をメンターとして人として大きく成長された坂野さんのすばらしさに加え、起業家としての行動力、発想の豊かさ、器の大きさに感動しました。人はいくつになっても、どんな状況におかれても成長できるし、夢を実現できるのだと勇気をもらいました。

・「目が見えなかくなったことによって見えてきたものがある」という言葉が、非常に印象に残りました。日々、平穏な時間を過ごしていると知らず知らずのうちにモチベーションが下がってきたりする自分に出会います。経営者は全責任を自分で被る半面、雇われている人生よりも非常に魅力的だとあらためて感じました。

・純資産を10億円にして、会社を別の目の見える経営者に売り、そのお金をライトハウスに寄付する。まさに木村会長が言われる「公利公欲」だと思いました。

・すごく感動しました。坂野さんの波乱万丈の人生、本当にドラマを見ているようで時間を忘れて聞きました。在庫管理法、40カ国からの輸入、手形の話などは実務面でも勉強になりました。

・自分自身が辛い、苦しいと思っていたことが、ちっぽけに思えて、心が晴れ勇気が湧いてきました。

・喜んでいただける、喜ばれる。これは基本中の基本。坂野さんの経営には、成長のヒントがたくさん隠されている。自身のビジネスと照らし合わせながら、何をどうしたらいいかを改めて考えるきっかけになりました。大ピンチは大チャンス! 発想の転換!

・母子家庭に育ち、公務員の夫で、世の中とのつながり「稼ぐ」ということに触れずに来て、こんな生き方、稼ぎ方、人とのつながり方に驚きを禁じ得ません。

 

カテゴリー: KKFC会   パーマリンク

コメントは受け付けていません。

  • 2016年の予定

    01/12(火)
    01/26(火)
    02/02(火)
    02/23(火)
    03/08(火)
    03/22(火)

    04/12(火)
    04/26(火)
    05/24(火)
    06/14(火)
    06/28(火)

    07/12(火)
    07/26(火)
    08/09(火)
    08/30(火)
    09/13(火)
    09/27(火)

    10/11(火)
    10/25(火)
    11/08(火)
    11/22(火)
    12/20(火)

    すべて、18:30~20:30
    マジックバー手品家梅田店です!
     
    ☆★ 六甲山全山縦走 ★☆
    2016年12月4日(日)
     
  • 過去ログ