2011年4月22日 第12回「KKFCやってみよう会」 会合報告

2011年4月22日(金) 大阪駅前第2ビル5階 大阪市総合生涯学習センター メディア研修室

例会の会場として定着しつつある大阪市総合生涯学習センター。私は少し遅れての到着となり会場に入ろうとドアを開けると、中から「が・ぎ・ぐ・げ・ご…」と皆で発する声が…。一瞬会場を間違えたのかと思いましたが、今回より自分の意見を伝える為に明瞭な“声”であろうと発声練習を始めたということでした。

KKFC やってみよう会の様子

第11回 KKFC やってみよう会 発声練習の様子

今回多くの新会員の方が参加されましたが、声を出して少しリラックス出来た様子でした。司会の松岡美奈子さんを中心に例会の進行が考えられ、毎回試行錯誤しながら様々な工夫がされています。

 

メンバーも順調に増えていき、会場内もいつも以上に熱気溢れる雰囲気となりました。 そんな中、新会員の自己紹介、今回より始まった2人1組での自己紹介、目標進捗状況の報告が行われました。その後、数名の方が前に出て発表を行い、会長からの指名もあり将来のビジョンを発表する方もいらっしゃって、少しずつ会は盛り上がっていきます。

さて、毎月恒例となっています「我が人生を語る」が始まります。

今回の発表者は、茉茉momoさんです。学校を卒業し公務員となり職場にてパートナーと出会い結婚。その後妊娠、出産され、祐馬くんが誕生しました。前のスクリーンには祐馬くんの写真が映し出され、「かわいいでしょ」と照れた様子ながら紹介する茉茉momoさん。祐馬くんは目のクリクリした本当にかわいらしい男の子でした。

KKFCやってみよう会の様子 今月の発表者 茉茉momo さん

KKFCやってみよう会の様子 今月の発表者 茉茉momo さん 愛情いっぱいに育てられた祐馬くんのスライド写真も

彼はすくすくと順調に育っているようでしたが、生まれて4ヶ月後に先天性の筋ジストロフィで重度の障害があることがわかりました。10歳まで生きられない、歩けない、しゃべれないと医師より宣告を受け、1日だけは泣いたそうです。しかし迷うことなく、彼を育てていくことを決めました。直子さんのご両親も理解ある方々で、育てることに異論はなかったそうです。

しかし、ご主人は障害のある息子を受け入れることが出来ませんでした。彼のご両親も同様であり、嫁である茉茉momoさんが悪いのだと責められたそうです。夫婦はうまくいかず、ご主人は家を出ることになり離婚。

昼間は仕事をし、出来るだけ早く帰宅して祐馬くんの身の回りのことをする毎日。その中で、誕生日やイベントなどは必ず行い、皆でお祝いをしたそうです。ディズニーランドに行った時の写真、誕生日…。どれもいい表情の写真ばかり。「かわいいでしょ!親バカなんです」と優しく暖かい笑顔で説明する茉茉momoさん。日々大変だったとは思いますが、とても幸せな時間だったと話されていました。

楽しいことばかりではなく、辛いこともあったそうです。外出する時、バギーに乗っている祐馬くんをジロジロみる人が多く、中には「この子ヘン!」と言ってくる子どもも。 「ヘンって言う方がヘンやろ!」といいたいのを我慢して耐えていたそうです。日々勉強だったとおっしゃっていました。

ある日、ついに自分では呼吸が出来なくなってしまいました。鼻から人工呼吸器を入れ呼吸が出来るようにしましたが、気管を切開して人工呼吸器をつけなければならないことに。何もしていないのに、体を切り刻まれて辛い思いをすることに耐えられずなかなか受け入れられなかったそうです。しかし祐馬くんが生きる為には受け入れなければなりませんでした。病院で人工呼吸器をつけている祐馬くんをみて、「こうやって一生病院の天井をみているだけなんてダメだ」と思ったそうで、在宅でみることを決心します。

自宅では、昼間は人工呼吸器をつけなくても呼吸が出来るのですが、夜は人工呼吸器をつけ体位変換も3時間に1回行わなければならず、茉茉momoさんはあまり寝ることは出来なかったそうです。体位変換を行う時は人工呼吸器を取り外して行います。その時顔は真っ青(チアノーゼ)になるそうで、すばやく体位変換をしていたそうです。在宅でみる為に、機械の使い方から様々な勉強をし、とにかく自分が頑張らないと命が枯れてしまうと必死の思いでやっていたそうです。

ある日祐馬くんの呼吸は止まってしまい、天に召されました。人工呼吸器は延命の為の装置であるので、つけていればずっと生き続けられると思っていたそうですがそうではなかったのです。最愛の息子がいなくなって大変ショックを受けられました。涙が眼の直前まで出てきていて、どこかを押されたりしたら、涙がドーッと溢れだす状態で常にいたそうです。祐馬くんは、家族に幸せを与えてくれた大切な存在だとお話されていました。

時間が出来て、ハイキングに行ったり、ヨガを習ったりしました。ヨガは教えられるまでになり、現在ヨガサークルで教えているそうです。その他にも、3年前より学校に行きづらい子どもの演劇ワークショップボランティアを始めました。そして、昨年KKFCに入り、木村会長に出会い、目から鱗が100枚落ちる程の衝撃を受けたそうです。

最後に、「今の幸せは、祐馬くんがくれた大切な時間だから、人の為になりたい」と話されていたのがとても印象的でした。

 

その後、「我が人生を語る」を踏まえての会長のお話。母の愛は凄いと大絶賛。「人生経営も会社経営も同じで、変化対応力が重要である」、「経営は頭ではなく腹でやる」などいくつかのキーワードをお話されました。最後に力強く、「絶対に使ってはいけない言葉。『時間がない』、『お金がない』。お金は銀行にたくさんあるやないか!」と語られました。いつも目から鱗が落ちるお話です。

KKFCやってみよう会の様子

木村勝男先生の真剣なお話に皆さんメモを取りながら

今回も時間が全く足りない印象で、2時間に凝縮された充実した例会となりました。 木村会長、いつも例会を支えて下さるメンバーの方々、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。

レポート:永野良宣

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