2016年8月30日 第92回やってみよう会 会合報告

ブルークウォッチカンパニー代表取締役CEO 青松敬介

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▼自己紹介インターネットを中心にブランド腕時計の販売をしている。2000年に創業し、現在では従業員約30人、年商約25億円の事業規模。創業以来、インターネットで業績を伸ばしてきたが、実店舗の出店を見据えて大阪心斎橋にビルを一棟買い、2016年8月にブルーク初のランドマークとなる店舗を出店した。

木村会長の本を読み、自分と同じ島根県益田市の出身で同じ中学校を卒業しているという事にも興味を惹かれ、木村会長の講演を探して会いに行く事に。そしてその講演で、木村会長に質問をした際に「自己資本はいくらか?」と聞かれて「5億円です。」と答えると、その金額に驚かれた木村会長が数日後にブルークを訪問されて、会社訪問後に食事を一緒にした事が出会いのきっかけとなった。

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▼社会人〜起業までの経緯

親戚のコネで地元島根県から出てきて高卒で大阪の金融機関に就職し、バブルの絶頂期〜バブル崩壊の走りを金融機関の中で経験した。当時は毎日夜遅くまで働いていたが、毎日のように上司に怒鳴られ、仕事帰りに同僚と酒を飲みながら会社の文句を言っているような社員だった。その金融機関には3年間勤めたが、最終的には赤字社員のまま成果も出せずに辞める事となった。

その最初に勤めた金融機関の外回りの顧客訪問時に、バブルの絶頂で調子のいい時はテレビを見ながら寝ていたりあまり努力をしていないように見える社長が多く、バブルが崩壊して不景気になると、そんな努力をしない社長から消えていくのをたくさん見てきた。そこで、うまくいく経営者とうまくいかない経営者の違いを知った事が後の人生において貴重な経験となっている。

そして次に飛び込み営業の会社に入社するも、同じような営業の仕事で全く成果が出ずに、やる気もないまま約2年でクビになり自分に営業は向いていないと気づく。

当時結婚した妻を幸せにするために、「次の会社は絶対に成功する」と覚悟を決めて、ベンチャー企業に入社する事を決意し、創業3ヶ月の海外ブランド化粧品販売の会社に就職する。

入社してから最初の2年間は仕事が全くできなくて、会社に迷惑ばかりかけていたが、失敗しても失敗しても社長から降りてくる仕事を他の誰よりも真っ先に取り続けた。誰よりも早く出社し、誰よりも遅く帰り、誰よりも長い時間働いていたので徐々に仕事で成果を出せるようになり、誰よりも働き誰よりも真っ先に仕事を取りに行く前向きな姿勢を、社長から認められるようになる。そして最終的にはそのベンチャー起業のナンバー2となり、社内で最年少ながらも約50人の部下を持ち、有名なハリウッドスターを日本で一番初めにCMに起用するなどの、大きな仕事も任されるようになり、人生のスパイラルアップの波に乗る。「4年間勤めていた間、新しい事ばかりに挑戦し続けて、やった事のない事ばかりをやっていた」、「今思えば人のお金であれだけチャレンジさせてもらえる会社はない」と当時を振り返る。

しかし最後は、当時の自分を一番側で支えてくれていた信頼する部下を、自分が出張で不在の間に社長にクビにされた事がきっかけで社長と喧嘩になりクビにされる。その社長は凄く癖のある人で、人付き合いが苦手だった。社長がご飯に誘った時の返事に少し間があっただけで別の理由をつけてクビにされるような理不尽な社長だったが、そんな理不尽な社長の元で4年間働いた事でとても鍛えられたと語る。

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▼起業〜現在

28歳でバックパッカーの旅をしている時に、起業する事を決意し、1999年に大阪布施でマンガ喫茶を始める。ベンチャー企業で成功体験を積んできた当時、天狗になっていたので絶対に成功すると思い込んでいたが、なかなか上手くいかずに、ギリギリ生活できるような業績の中で悩む毎日を過ごす。そんな悪戦苦闘の日々の中でたまたまヤフーオークションに漫画を出品してみたら、それが意外と売れる。ヤフーオークションで販売する為に漫画を仕入れて売ってみたところ、3ヶ月であっという間にマンガ喫茶の売り上げを超えてしまう。当時はインターネットでものを売る事が一般的ではなかった時代。これからはインターネットの時代が来ると考えた青松は単語帳を買って準備し、ありとあらゆる商材を単語帳に書き出し、その中からインターネットに向かないものを省いていき、最後に残った商材が「腕時計」でブルーク創業のきっかけとなる。

ブルークを創業してからは1年目で年商9,000万円を突破。それから年商6億円の事業規模までは妻とアルバイト1人の3人でやっていた。インターネットという時代の流れに乗った事もあるが、インターネットで時計を売る同業他社では、時計屋の息子のような2代目社長や、時計店のパソコンが得意な社員が多かった中で、全部の事を自分でやっていたので、圧倒的に情熱では競合に負けていなかった事がこの時うまくいった要因だと当時を振り返る。

ブルークという会社は完全数値経営を行い業績を伸ばしてきた。売上ではなく利益を見える化するために自分自身でシステムをつくり、社員に利益目線を伝える努力をしてきた。具体的には決算書の人件費、家賃、光熱費などを合計したコストを出荷数で割り、1出荷あたりの想定コストを算出し、それを粗利から引いて1出荷あたりの想定経常利益をつくった。その数字を「実利」として社員が追いかける目標に設定し、社員に利益目線を意識させ続けてきた。利益の大切さを正しく伝えないと、ただ値段を安くして数をたくさん売るだけで満足してしまう。その時に売れた商品がいくらの利益を産んでいるか?という事を社員に理解してもらえるような工夫をし続けてきた。

また、ベンチャー企業で働いている時に成長した自分の経験から、世の中が理不尽なのに社長があまりいい人過ぎてはいけない。世の中の理不尽さや困難にも乗り換えられるような力を社員につけて欲しいと考えている。

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▼今後のビジョン

「2025年までにブランド業界でお客さまに最も信頼される会社になる」というビジョンがあり、ビジョン実現の一歩として、8月1日から心斎橋に店舗をオープンした。お客様に世界で最も信頼されるブランドショップにするためには、電話やメールのやり取りだけでなく、店舗で直接お客様とする接する事が必要だと考えている。そして、2020年までは実店舗とインターネットを活用して国内中心の販売に力を入れて日本一のブランドショップを実現し、2020年からは海外に向けて販売を強化し最終的には世界一のブランドショップを目指すというビジョンを力強く語った。

 

レポート:桑本一馬

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